2022年に故人となった東京知事や、元プロ野球選手が自民党のカジノ議連の会長をやって盛り上げてきましたが、政府が数の力で法案を通して以来目立った動きがないのでどうなっているのかを調べてみました。
そこでどのような理由でこういったカジノを含む統合型リゾートが必要だと考えたかについて、詳しく紹介して行きます。
何故こういった統合型リゾートを求めたのかというと、日本国内の人口減少と少子高齢化が主な原因です。
少子高齢化は既に1970年代の高度経済成長期あたりから、経済学者や官僚から上がってました。
その当時政権を取っていた自民党は、好景気に浮かれたのと支持基盤である大企業や資産家や高齢者層に対して目を向けていて、どちらかというと選挙の投票権や献金をしてくれない若年や低所得者層の方に全く目がいってなかったです。
そのため1990年のバブル崩壊期まで、人口が増加していたのでそうなる事は解ってましたが、目先の献金や当選に目がくらんで全く無視して来ました。
その流れは実際に人口が減り始めても変わりがなく、失われた30年と言われる時代へと突入しました。
人工が減れば、当然ですが国内の内需も減りどんどん経済が衰退していきます。
その時も政府は、献金をくれる大企業のための政策に予算をつぎ込んで、一切消費高齢化対策をしてきませんでした。
国内では選挙のたびに、嘗ての高度経済成長の時代を出して、もう実際は底力も無くなっていて技術的にも衰退した日本の製造業に対して技術力がありV字回復をすると言って不必要な経済対策を乱発し借金がどんどん増えて行きました。
そんな時に思いついたのが、通貨を大量に刷ってインフレを人工的に起こす量的緩和政策で、その禁じ手を続けた結果何が起きたのかと言うと、日本はいつの間にか先進国から極貧国に転落しました。
でもそんな政府のやり方を支持して、嘗ての高度経済成長時代の自信を持っている高齢者世帯を自民党議員は焚きつけて、未だに日本は世界三位の経済大国だとでっち上げて、ずっと禁じ手の量的緩和政策を続けてます。
2010年代に中国人が来て日本の化粧品やトイレットペーパーや電化製品を爆買いして行ったのを記憶している人も多いと思いますが、それは日本の製品が良いとか嘘をついている政治家はいましたが、すでに安いから売れていただけです。

そのようにして極貧国になったら、この際安い物価を利用して韓国客を呼んで観光立国を目指そうと転換して、その目玉として統合型リゾート施設を作ろうとしました。
統合型リゾート施設が出来れば、外国人観光客を呼ぶ事が出来るのが一つ目のメリットです。
観光客がカジノに来れば、そういった施設で働く雇用が生まれます。
さらにその施設で遊んだ外国人観光客が、ついでに日本国内の観光を行なえば、その地域の周辺の飲食店や宿泊施設やお土産物店が繁盛します。
だけど最も政治家がメリットと感じているのは、そういった商業行為よりも施設建設に伴う献金を貰えるからです。
法案がオリンピック開催前に通って、コロナが無ければお台場のマラソンコースにカジノを含む統合型リゾート施設を作ろうと考えてました。
だけどコロナウイルスの世界中の蔓延によってその読みは、修正を余儀なくされました。
コロナが蔓延して、日本国内のオリンピックの開催が延期されて無観客で開催されて、さらにマラソンが北海道に開催になってもくろみは失敗しました。
それどころか統合型リゾート施設の法案を推進していた自民党の大物議員が、海外の統合型リゾートグループから多額の現金を受け取った事件が報道され、それまで旨みがあると応援していた自民党議員が選挙のマイナス要因になるのを避けて撤退して行きました。
コロナ患者がどんどん増加して、総理大臣の肝いりで旅行業界と飲食業界の復興ポイントを導入しようとしましたが、国民の怒りを買って中止になしました。
統合型リゾートは外国人観光客を呼び込むための施設なので、当然ですが国会で出して自分達が批判されるのを恐れて、時が経って怒りが覚めるまで禁句になっているのが2022年の流れです。
コロナが収束するのはいつになるか分かりませんが、収束すれば統合型リゾートの推進派議員がまた出て盛り上がるけど、今の段階では選挙が怖くて置き去りになってます。
カジノを含む統合施設の良い面ばかりを出して推進しようとしてますが、冷静に考えたらそんなにいい事ばかりではないです。
例えば既に隣国で統合型リゾート施設は運営されていて、上手く行っている所と倒産した施設もあります。
だから日本で作っても、本当に観光客が来てくれるかは分かりません。
それ以外にも当然ですが、外国人が沢山来れば犯罪者も一定の割合で入ってきます。
日本の空港の取締り体制は、ザルだと言われているので犯罪率が上がって治安が悪くなると予想されます。
国内の利用者には入場料を取るから、外国人観光客だけが使うと言ってますが、入場料が1万円程度ならギャンブラーなら利用して依存症になるリスクがあります。
メリットとデメリットがあり、十分な国会の議論が必要です。